INFO and designの近況

2012.10.31

大塚いちおさんトークイベントから学んだもの

Design

以前勤めていた会社で上司から
「今君がやっているフライヤーのデザイン制作って、仕事の中では ほんの一部分でしかないんだよ。」
と言われた事があります。
その時は結構時間もかけて苦労して制作しているのになぁ...と不思議に思っていました。

10月19日、NHK番組「みいつけた」でおなじみの大塚いちおさんに長野に来ていただき、トークイベントを開催いたしました。
講師の知名度や人柄、事前の告知などにより、会場となったアンドデザイン事務所のある 長野市権堂パブリックスペースOPENには、キャパいっぱい(約50人)のお客様がいらっしゃいました。
実はわたし、今回初めてイベントの単独仕切りをやらせていただきました。
そんな事もあり会場にあふれるお客様を見た時には嬉しさがこみ上げてきました。

さてこのトークイベント、告知の為に制作した宣伝物といえばフライヤー1枚だけですが、この1枚のフライヤーを作るまでに様々な事をクリアし、フライヤーが出来上がった後も仕事は続きました。
【4月】OPENの会場を使いデザイン系のイベントをやりたい。自分は絵を描いたりデザインをするから、絵もかけるアートディレクターさんだと嬉しいなぁ。そうだ!大塚いちおさんがいい!とコッソリ企画
【5月】新潟市で大塚さんに出演交渉(NADCの皆さんのおかげで、交渉もスムーズに!)
【6月】東京の大塚事務所で具体的日程調整とイベント内容の打合せ
【7月〜8月】イベント運営費試算とスポンサー協力のお願い
【8月】小布施まちとしょテラソさんへ大塚さんトークイベントに連動するワークショップの依頼
【9月】大塚さんへイラスト手配→関谷フライヤー制作
【9月】テレビドラマ「ゴーイングマイホーム」のキーを握る絵本「クーナ(文:是枝裕和、絵:大塚いちお)」のサイン会会場を平安堂さんに依頼
【9月】トークイベントの交流会会場をネオンホールさんに依頼
【10月】大塚いちおさんトークイベント一般告知(Webと紙)
【10月】当日の運営スタッフさんへのお願い
そしてイベント日を迎えました。
当日の運営、その後の片付けも終わり一通り流れを経験してみて、会社員時代には気づきませんでしたが "フライヤーを制作する" のは仕事の中の ほんの一部なんだと実感しました。

肝心のイベント内容は、「楽しかった」「勉強になった」などお客様から多くの声をいただいき、皆さんに喜んでいただけたようで良かったです。
ちなみに私が一番心に残った大塚さんの言葉は
「イラストレーターは全国に沢山いる。自分で色々なイラストタッチを描けるようになるのではなく、自分のイラストがその仕事に合う時に選んでもらえばいい。」
なんかすごく気持ちのいい言葉でした。
数いるイラストレーターの中から今回のお仕事にあったイラストレーターをコーディネートする能力と、選んでもらうための日々の積み重ね。
やはり物事を俯瞰で見ることができる大塚さんはディレクターセンスが抜群です。
イベント企画の時もイベント当日も、大塚さんから多くを学ばせていただきました。
長野のイベントが大塚さんのおっしゃっていた「育てていくイベント」になっていくといいな、と心から思います。
講師を引き受けてくださった大塚さん、フォローしてくださったスタッフ&スポンサーの皆さん、お越しいただいたお客さま、本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
(写真:ネオンホール大沢夏海さん)